2013年3月1日金曜日

frについて

ソノシートのB面に入れる曲は「fr」です。
ずーっと前から形にしたいと思っていたのですが、
作曲したものをRaiさんにお願いして編曲してもらい、
自分で歌ったものを「虹色アンモナイト」というCDに収録しました。

ソノシートでは結月ゆかりちゃんに歌ってもらおうと思い、
今はじめてボーカロイドなるものを触っているところです。

作業中に曲を聞いていたら、
Raiさんの編曲がすばらしくてしみじみしちゃったので、
ちょっとした曲解説をツイッターでつぶやきました。
せっかくなのでこちらにもかいておきます。

もちろん、こちらの意図に関わらず、
どんな風に捉えてもらっても自由なのですよー。





---以下ツイートより。


frという曲名の意味は、特に限定しているわけではないのですが、fragileとか、fractalとか、そんな感じで。

小さなものがくるくるまわり、大きなものがくるくるまわり。壊れて小さくなって還って、その流れは大きなものを作っていくみたいな。そんな?

freeのようで完全にfreeではない枠組みと繋がりと。

小雨は小さな葉の上にしずくとなって落ち、水たまりを作って世界を写す。水面の世界はそのしずくをたたえていた木から落ちた実で揺れて散るけど、世界は本当は変わらない姿であり続けている、みたいな。

そして 木の実(このみ) この身(このみ) はかけ言葉になっていて、水に落ちたのは本当は自分かもしれない。世の中は変わらなくて、自分の空が揺れただけかもしれない。でも水はまた命をはぐくむし、その命もまたどこかに落ちるかもしれない。みたいな?ふんいき?

だから最後に最初のメロがかぶせてあるのですー。終わらないの。続いていくの。だからこれ、Ninaとかなり近いテーマなの。それは、小さくて、大きくて、近くて、遠い。はじまって、おわって。そしてまたどこかで始まる。祝福はなくって、ぼーっと流れにのまれるだけだけど。

---

こんなでした。
わりと諦めの曲だけど、すぅーっと静かに諦める感じ。眠る感じ。
まるっきり終わりじゃないんだって心のどこかにじわっとする感じ。

聞いた方はどんな風にきいて下さったかしらー。

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